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オリンピック・パラリンピックの担当組織ができました!
昨年の第4回定例会では、オリンピック・パラリンピックの担当組織を作るよう求めました。そして、今回4月1日の組織改正で「オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課」ができました。この組織は文化スポーツ振興部に設置されています。私は意思決定までできるよう政策経営部に置いた方がよいと考えていましたが、政策経営部の「国際大会調整担当課長」も兼任することにより対応出来ているとのことでした。今回の組織改正で、縦割り行政にしない、窓口を分散化しない、責任の所在をはっきりさせるという目標は達成できたと思いますが、一方で具体的な事業について確認すると、現在は「キャンプ地招致」のみで、その他についてはまだ具体的な事業までは検討できていないとのことでした。今後、文化プログラム、経済・産業、観光、まちだ○ごと大作戦との連携など具体的なものを期待したいと思います。
新公会計制度の活用方法の提案が通りました
これまで議会では何度も新公会計制度(課別・事業別行政評価シート)について取り上げております。財政は市政運営の根幹であり、そのあり方がとても重要だからです。それぞれの部署が事業ごと、施設ごとに総体を捉え、経営的な考えを徹底し、発想の転換、業務の効率化などで、厳しい財政状況の中で最大限の効果を発揮させる。その仕組みを作りたいという思いがあります。その中で、抽象的にさせないこと、数値管理をすること、事業の検証することを徹底し、活用の幅を広げることを提案しています。例えば、これまでの課別・事業別行政評価シートでは、事業の課題として「満足度を高められるよう努めてまいります。」のような記載がありました。満足度に関するアンケートでも実施しない限りは職員の主観的な感覚でしかありません。つまりは、満足度を把握するのであれば、リピート率であったり、来場者数の増加であったりと、客観的な数値による把握が必要となります。今回の一般質問では、事業ごとに明確な数値目標の設定と達成状況の把握、その検証を行う仕組みを作るよう求めました。答弁では、事業ごとに数値目標を設定する。目標の検証として、目標達成に向けた取り組みを設定するとのことでした。これまでの継続的な提案により、答弁は満額回答となりました。その仕様についてはこれから決めていきます。9月に行われる第3回定例会での決算審査にて決算書であるこの課別・事業別行政評価シートが利用されます。どのような表記になるのか、活用の幅が広がることを期待したいと思います。
健康福祉常任委員会の所属になりました
町田市議会は、総務常任委員会、健康福祉常任委員会、文教社会常任委員会、建設常任委員会の4つの常任委員会に分かれています。議員は必ずどれかの常任委員会に所属します。任期は2年間で2年に1度改選となります。今回、私は健康福祉常任委員会の所属となりました。その名前の通り、「健康」「福祉」に関する分野の議案や予算を取り扱います。委員会質疑では、生活保護関連予算、病院事業会計、保健事業会計などの詳細を確認しました。病院事業会計では、純損失が予算書ベースで8.4億円となっています。中期経営計画の決算見込みでは1.8億円です。地方公営企業法による予算計上と実際の決算額は大きく変わります。実際過去の予算書と決算書を見比べると4〜5億円程度のズレが生じます。それでも今回の予算書を確認すると予算書と中期経営計画で計画している決算見込額が6.6億円と大きく乖離しているので、質疑で確認しました。答弁では、経営状況は悪化し、純損失の予想は3億円程度とのことでした。状況を悪くしている要因は呼吸器内科医の確保ができていないためであるとのことでした。以前本会議質疑で病院事業会計について取り上げた際、1つ前の中期経営計画では2015年度に黒字見込みで、それ以降は黒字が図れるという予測でしたが、「小児科医不足と地方公営企業法の改正という不足の事態があり達成できなかった。次期中期経営計画では医師不足なども踏まえて、必ず目標を達成する。」との答弁がありました。しかし、今回委員会審査でのやりとりで感じたことは、あきらかに黒字化達成がトーンダウンしているということでした。今回の答弁では、会計上は赤字だが資金繰りは問題ないとの発言もありました。毎年町田市から11億円の繰り入れ、東京都からも5.8億円の繰り入れがあり、大きな減価償却費計上があるので資金的には問題ありません。そうではなく、すべて踏まえて黒字化を目指しているはずなのに、このあたりの答弁を聞いていると、経営的な感覚に疑問を感じてしまいます。中期経営計画では、2020年の経常収支の黒字化、2021年の純損益の黒字化としています。その目標は必ず達成しなくてはならないものだと思っています。病院側も当然にそう考えていると思っています。健康福祉常任委員会所属の委員としてしっかりとチェックしていきたいと思います。